[レトロウォーキング|あなたの街の昭和レトロ]

進むと、昭和が進みます「椿井市場」

[前回の記事]
陽の沈んだ桜井の街並みを散策した前回、
今旅の最終目的地である奈良駅へと向かいます



そして到着したのがこちら、奈良駅
超有名な地名にしては静かな印象でした
ここから更に東へと歩みを進め、目的の市場を目指します



道中はレトロな雰囲気がたくさん
さすが歴史のある町、奈良です
暗くてあまり写真を撮っていませんが、明るい時にもう一度歩きたいなぁ



昭和香る銭湯がありました



電気風呂から気泡風呂、謎のバイタル風呂まであるようです
地元の人たちに愛されているのでしょうね



カラフルな洋服屋さん



さて、暗いなか到着したのは近鉄奈良駅から少しした場所にある“椿井市場”



こちらは住宅街にひっそりとたたずんでした
細い通りは市場を一直線に突き抜けていきます
驚いたのは「二部構成」になっている所、それは後程判明しますよ!



ちなみに読み方は「つばいいちば」です



陽が沈んだ後だからか飲食店以外はシャッターが下りていました
居酒屋のちょうちんがぼんやりとあかりを灯していますね



東側の入口付近には、
食料品店に饅頭屋さん、八百屋さんなんかがあるみたい



しかし食料品店は令和を迎えず閉店してしまっていました
長い間おつかれさまでした。。。



飲み屋街も近いと言う事もあってか、居酒屋さんのリノベーションをやっていました
もう少し奥へと進んで行きましょう



おや?一段下がった所にまたしても“椿井市場”の文字が見えてきましたね
雰囲気も少々寒々しい



ここから通りの風景は更に昔の昭和へとタイムスリップします



コンクリートむき出しの地面に木製の看板
まさに昔ながらの市場!と言った雰囲気です


川崎の小向マーケットにも似てますね↓↓↓




振り返ってみて
いま通って来た道が新しく感じるゾ、不思議



古い通りの最初のお店はお花屋さんでした



ハナヤイチバン



赤や黄色のチューリップが描かれていたことが辛うじて分かりますね



右から左へアーチの様に看板がかかっていますが表面はボロボロ・・・



こちらには何かの枠がありましたが用途は不明・・・



この雰囲気のまま通りは続いていきます・・・
よく残ってるなぁ



こちらの看板も、何かが描かれていたと言う事しか分からないほど劣化しています



状態のいいこちらの看板は食料品店だった様です
漬物、醤油、味噌と、取り扱っている物が和ですね
イラストは・・・お茶の壺?



化粧品兼、日用品店もあった様ですね
雨漏りの水受けか、あちこちに発泡スチロールが積まれていました



雑貨店
この通りひとつで生活必需品はまるっと揃ったのでしょうね



通り側へと屋根が下っている様で、塩ビの雨どいが付けられていました



菓子店とうなぎの文字が見えますね



(鳥又改め)川魚うなぎ屋さんです
昔は居酒屋だったのかな?
看板の年期の入りようからしても、それは遠い昔の事でしょうが・・・



こちらの古い通りはあまりお店はやってないようですね



ちょっと開けた場所に出ました
右側には鳥居とお社があります



右側の奥まった場所にはトイレがあるようですね



よく見ると貯水タンクの脇にブロックを積み上げて作られたお手製の階段がありました
だ、大丈夫!?



反対側の入口が見えてきましたね
しかし相変わらずシャッター街
珍しく右側の生花店はガラス戸です



ドカンと花の文字、後ろではお花のイラストがサポート



花キューピッドのステッカーも色褪せています



袖看板が無ければ乾物屋さんだったと分かりませんでした
いつ頃までやってたのでしょうね



振り返ってみて
新しい箇所である写真奥は電灯が明るいですね
調べてみたところ新しい箇所と古い箇所があるのは、昔火災で焼失してしまったようで、その後建て直しが行われたからの様です
なるほど・・・!



オリジナルの衝立で目隠しされているこちらはかまぼこ天ぷら屋さん



補修に補修を重ねられた地面からは時間の流れを感じます
いい雰囲気だなぁ~



そのうちまた是非訪れたいですね



反対側は細い道へと繋がっていましたが“椿井市場”の文字は見つけられませんでした


さて、時間が来たので近鉄奈良駅へと向かいましょう



段々と通りも明るく現代感が出てくる中、古い商店がふと飛び出してきます



ここにも銭湯が近くにあったのでちょっと覗いてみました



下駄箱に傘入れ
銭湯は傘入れはこのタイプがポピュラーなのかな?
盗まれない様に鍵付きと言うのは嬉しいですね



すりガラスの向こうに魅惑の空間が待っていますが時間が無いのでここで引き返します・・・時間めチクショー!



バスに乗るために難波へと向かいましょう



色の少ない景色ばかりを見て来たのでイルミネーションが目に染みて仕方がありませんでした



海老名のパーキングエリアで夜明けを迎えましたとさ・・・


難波駅からぐるりと反時計回りで和歌山の橋本~奈良と巡って来た1泊3日の旅もとうとうおしまい・・・
長くなってしまいましたがお付き合いいただきありがとうございました!

実質2日の旅でしたが色々と見られたなぁ・・・
また次の旅でお会いしましょう!


《2019年11月探訪》


[椿井市場]
〒630-8343 奈良県奈良市椿井町