[レトロウォーキング|あなたの街の昭和レトロ]

助けて!街歩きが止まらない漁港の町なの!「尾鷲」~市街地~ Part.1

[前回の記事]

伊勢に到着し、伊勢駅周辺を一瞬だけ散策した前回、
レンタカーを借り1時間半ほどかけ尾鷲へとやってきました!
利用予定だった無料の高速道路がこの日から工事開始だったりと、プチトラブルが発生し到着が少し遅れてしまいました・・・
 


電車移動だと駅前スタートが必然となってきますが、レンタカー移動の僕は今宵の宿からスタート!
古民家をゲストハウスに改修した“漁村暮らしの宿「わたまし 」”さん
見た目は年期の入ったお宅ですが、中は綺麗にリノベーションされ、
一晩1グループ限定でとても過ごしやすい空間となっています
こちらの紹介も後日に・・・



漁港近くに位置する本日のお宿
ここから市街地を巡り、駅方面へと向かっていきます



昔ながらの背の低い住宅が並ぶ光景には、いつまでも残っていて欲しいと願うばかり・・・



とある交差点には今にも崩れそうな危うい建物
歪んでない・・・?



戸袋には辛うじて「酒」の文字が読み取れます
酒屋さんだったのかな?



中を覗いてみるとなかなかの状態でした
棚がたくさんあることからお店っぽさは残っていますね



壁面には“ヒゲタしょうゆ”のホーロー看板が残されていましたが・・・



その壁も道路に倒れてきそう
もしかしたら記事を書いている現在、既に倒壊してしまっているかもしれませんね



どこを歩いても素敵な雰囲気が漂っている尾鷲の市街地



恐らく床屋さんだったであろうこちらの建物
何故分かったのかと言うと・・・



壁にサインポールの様なイラストが残されていました
色的に三色ではなく、赤と白の二色タイプっぽそうですね
何かがつけられていた跡も気になります🤔

余談ですがサインポールは南蛮菓子の有平糖(アルヘイとう)に似ていたことから
“有平棒(あるへいぼう)”とも呼ばれるようですよ
まず有平糖にあまり馴染みがありませんが・・・笑


↓確かに似てました


 


少し進むとこんなにも立派な木造の建築物が・・・



奥には煙突、そして屋根には小窓、と言う事は・・・



立派な銭湯跡でした



「松の湯」と言うようです
入口正面には立派な富士山のイラスト
静岡にある“三保の松原”あたりからの景色かな?
それにしても入口に富士山が描かれているのは珍しいですね



中はどんな空間が広がってるんだろ



建物側面にはレンガ造りの箇所がありました



川沿いに出ると苔に覆われそうなカッパの看板が


路地へと入ってみましょう


ふと現れた印象的な壁
ガラスのブロックで採光の良さそうなお部屋です



子供の頃、親戚のおじさんに連れて行ってもらった近所のサウナを思い出して
ちょっぴり懐かしい気分になりました
あそこも潰れちゃったなぁ~・・・



尾鷲は魅力的な路地があちこちに張り巡らされています



と、開けた場所に出ればこんな光景にも



壁は崩落し、中が丸見えの状態に
垂れ下がる受話器は重量感から見ると確実にダイヤル式でしょう
空き家も多いのか、街中には崩れかかった建物も多い印象ですね・・・



👁 見 て ま す よ 👁


ボリュームがありすぎる町、尾鷲市
つづきますよ・・・👀



《2021年11月探訪》


[漁村暮らしの宿「わたまし」]
〒519-3605 三重県尾鷲市中井町 3番25号