[前回の記事]
那覇の大迷宮商店街のほぼ中央辺りに位置する“新天地市場本通り”を散策した前回、
建物を挟んでそれと並行して走る通りを今回はご紹介します
今回はこの辺り!
“新天地市場本通り”にあった“新天地市場”の入口
各所にそちらへと抜ける入口があります
建物の下は真っ暗・・・
建物を下を抜けるとずら~~~~っとシャッターの並ぶ通りへと出ます
こちらが“新天地市場中通り”
ここまで綺麗にシャッターがカーブしながら続いていくのも珍しいですね
少し離れた所から
どうやらこちらの駐車場の奥半分にかつて“新天地市場”あったみたい
2011年に閉鎖され、数年は残っていたそうですがその後取り壊され現在の景色に
ストリートビューでかつての“新天地市場”を望みます
新天地市場中通りも屋根に覆われていますね
中通りの北側出口には懐かしいカネボウのロゴのお店が
化粧品屋さんかな?
右側の開店中の飲み屋さんではおじさんがひとりお楽しみ中でした
さて、こちらは明るい時の写真
昨晩の真っ暗な通りとは裏腹に鮮やかな色の洋服たちが並んでますね!
こちらの入口にも机が出され何かのお店が開店中
しかし中通りはシャッターが下りたままでした
市場がまだあった頃は、すれ違いが困難なほど通りに商品が並んでいたようです
振り返ってみて
実はこの建物はガーブ川と言う川の上に建っています
1960年代前半に川に蓋をして暗渠とし、そこへ水上店舗を建てました
水上店舗第一街区~水上店舗第四街区があり、ここは第三街区となっています
国際通りへとぶつかる商店街入口には「みつみ橋」と言う交差点があります
川もないのに橋・・・?と思っていましたが、
かつてはそこにガーブ川に架かる「むつみ橋」があったことに由来するそうです
水上店舗の下に走っているガーブ川を赤い線で表してみました
上部の赤線の起点がむつみ橋の交差点ですが、更に北側へと暗渠が続き、
「市場本通り」でレンタサイクルを返却した美栄橋駅付近で地上へと出ます
逆に南側は商店街が終わった少し先からガーブ川が再び地上へと戻ってきます
まさか今まで歩いてきた商店街のすぐ脇の地下に川が流れてるとは思いもしませんでしたね・・・
ブログを書くに当たり調べた事なので散策中は何も気にしてませんでしたが、
いやいや、歴史を調べてみると様々なことが判明して面白いですね・・・!
《2023年5月探訪》
[新天地市場中通り]
〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3丁目4−20