[レトロウォーキング|あなたの街の昭和レトロ]

駅から続く、つづく昭和たち・・・「下市口駅」~下市の街並み編②~

[前回の記事]

大淀町から下市町へと足を踏み入れた前回、
そのまま時間の許す限り古い街並みが残る国道309号線を南下していきます!


ここから東に行った吉野町にある北村酒造
“猩々”と言う日本酒が売りの様です
地酒の看板も色々あって面白いですね



半切妻屋根のお宅
上を見上げて歩いても珍しいものが見つかります、壁・窓と合わせて昔の役場みたい
屋根裏の空気孔がツーポイント



車どおりが多い道に、古い建物が続く道沿いの対比



通りにある標語たちが全部埃っぽい・・・イイネ!



こちらは賑やかなふとん店



取り扱っているブランド名がズラリと書かれています
ロゴやフォントをそのまま使用していて魅力がありますね~



布団にもいろいろあります
現在は違う場所でお店をやっているようですよ



歩道はありません
常に車に気を付けないといけないので落ち着いての散策は難しいです



防音対策もされてないであろう昔ながらのお宅には車の音が響くかもしれませんね



黒塗りでカッコいいゾ!
窓を見るとこちらもなかなか古そう・・・



架かる橋もなかなか古いものばかり
五條に引き続き、なかなか見ごたえがある街並みです
しかし歩けば歩く程駅から遠くなるので、電車の時間に気を付けなければ



秋野川にはみ出るお宅たち
はみ出た部分の歩き心地ってどんな感じなんでしょう



並ぶ縦長の看板たち



楽器店の店先には企画戦争に負けてしまったベータマックスの看板が



あの頃を感じさせるアイテムがそこかしこに



右書きの“圖書教育洋品
字は少し違いますが“圖”は“図”の旧字体、昔の本屋さんですね



ゼブラの看板も残されていました
本屋兼文具店だったのでしょう
タイルのチカチカ具合と言い、渋すぎる・・・



入口の上にはポップなフォントの木製の看板が残されていました
電灯も和菓子の箱みたいな色になっていますね



本屋さんと神社の参道に挟まれた、インパクト抜群の元旅館がありました



色々と駅から古い建物を見てきましたが、角がカーブしている建物って意外と無いのですね



窓ガラスが素晴らしい
泊まってみたかったなぁ~



防火用の水槽には郵便みたいなマークがついていますね



一見、スナックのような看板の美容室
金に白に青に赤に緑、パレットの様な色使いがいいですね



街の時計屋さんにも入ってみたいのですが、単価がお高めなのでなかなか入れずにいます
あと女性用の服屋さんも買えるものが無いので入れません笑



よく「時計・眼鏡・宝石」を一緒に取り扱っているのはなんでだろう?と思い調べてみたところ、

もともと時計を販売している所に集客を狙い、同じく高級品である宝石の取り扱いを始め、
さらにそこに眼鏡も取り扱っている理由は、時計のガラスと眼鏡のレンズを加工する技術が同じだった為、3種を取り扱っているお店が多いのだそうです
故に「時計・宝石」「眼鏡・時計」の組み合わせの店は多く見られますが、「眼鏡・宝石」はあまり見かけません

諸説ありましたがこれが一番しっくりきました



橋を渡った所にはあちらの建物
塩ビの波板の向こうに反転した「ゆ」の文字が見えます



元銭湯が残っていました
昔は銭湯って本当にあちこちにあったんですね



“日の出湯”と言う様ですね
入口上部には立派な太陽の装飾が
熱々の湯に浸かってみたかったなぁ・・・



川沿いには何かが建っていた土台が残されていました
枠だけですが、さすがにもう少し骨組みはあったんだよね・・・?



ガソリンスタンドも閉業していました
突然ですが、タイムアップ!電車の時間が来てしまいました・・・
1.5キロほど走って下市口駅へ戻りましたとさ
この街も色々見切れなかったなぁ。
また来るぞ!


《2019年11月探訪》


[下市の街並み]
〒638-0041 奈良県吉野郡下市町下市