[レトロウォーキング|あなたの街の昭和レトロ]

駅前まるっと昭和空間!「五条駅」③

[前回の記事]
しばらく五条駅周辺を散策していますが、
ごそっと取り壊された形跡のある開けた場所へと出ました



何もなくなり、白い砂利が敷き詰められたエリア
新しい住宅が建つのでしょうか?



更に奥へと進むと公園へと出ました
長さがちょっぴり違う2つのすべりだい
駄菓子を買った子供たちが階段に腰かけて食べている光景が目に浮かびますね



雲梯っぽいけど上って遊ぶのかな?



色褪せてしまったジャングルジム
子供たちの歴代の手垢が残ります



砂場ならぬ草場もありました



すぐ近くの曲がり角には消えかかった「あぶない」の文字
辺りは子供がたくさん走り回っていたのでしょう



お馴染み、影タイプのトマソン
なんだか新しいイメージ



ボルトたちが互いに挨拶をしていました
まさに日本の光景



とある空き地の脇には旧家が佇んでいます
なかなか歴史がありそう



お風呂場であろう外壁はレンガ造り、
2階のガラス窓をよく見てみると、室内に丸窓の装飾がありますね



歩いてみたい路地ばかりで困っちゃう・・・



二重のブロック塀に、



二重のふとん店看板



ふらふらと歩いていたら商店街へと戻ってきました
衣類店にはサブタイトル的な横文字が付いているのを見かけます、こちらは「メンズギャラリー」
印象に残る庇の柄も60-70年代風



とあるお店のシャッターが開いていたので覗いてみました
野菜に果物、どうやら昔はスーパーだった様ですね



牛乳箱には“片岡牛乳”とあります、地元の牛乳屋さんでしょうか?
調べてみると昭和43年前後に自家処理より撤退、独自銘柄は消滅してしまったようです
50年以上前・・・
「カルシュム入 」がいいですね



牛乳箱は右側面と左側面、違う文言が書いてあるので両サイド見るのがベターです
見逃さない様にね!



木戸をバックに公衆電話と牛乳箱
保存対象級です



路地が呼んでいます
またまた商店街から逸れてみましょう



昭和感あふれる長屋がありました
生活感はあまりなく、静かな印象・・・

 

覗いてみた所やはり空き家でした
色褪せてしまった花柄のゴザや照明が寂しげです
正面に掛けられたホーキももう使われることは無いのでしょうね



入口付近には井戸
夕刻には近所の人で順番待ちなんてこともあったんだろうなぁ



雨の日は水たまり不可避の駐車場
何だか懐かしくて撮ってしまいました


番地の変わり目を目撃



この辺りは“西本町”だったのかな?
外さないのには何か意味があるのでしょうか
外さないで欲しいけどネ



商店街へと戻って来ました、行ったり来たりですいません・・・
お隣が先に取り壊された時計店です
見えなかった所が見えるようになると言うのは家主からすると少し抵抗があったりするのかな・・・?



時計兼メガネ屋さんらしい看板がズラリ



あかり取りのガラス窓には右書きの文字
「時計店」でしょう



「店計時屋亀」



かすれてしまっていますが辛うじて読み取れるのは若葉町”の文字
現在はその名前は無くなってしまっています



パン・シキシマ・カンパニーことPascoの看板
桜の花びらのロゴがカワイイですね

↓↓そしてこちらは昭和33年のこの辺りの写真です↓↓
www.library.pref.nara.jp

写真は撮ってませんでしたが、奥の旅館も、手前の文具屋さんも建て替えられてはいますが現在も営業中
当時の写真が残っているのは大変ありがたいですね・・・


その文具店で“赤い光弾ジリオン”のぬりえを買いました
歌がいいんですよね!!



通りは東へと折れ、駅方面へと向かいます
ここからは“商栄会商店街”



ワンカップの自販機シリーズ好きなんですよね~・・・
スリム故に2種類しか取り扱えない、かわいい佇まい
しかも地酒用だったりで機種も意外と様々



思わず「沢の鶴~」のちょっと切ないメロディを口ずさんじゃう



イラストがカワイイ!大好き!!



商店街が変わってもこのインパクトたち・・・
胃がもたれてしまう・・・嬉しい悲鳴です



街の八百屋さん
“名店”と言うのが良いですね



人通りは少なめです



あらあらカワイイ・・・
個人経営のお店だから出来るデザインと言ったところでしょうか



真っ赤なメグミルクの看板が不釣り合いのレトロな建物
昔から牛乳販売店だったのかもしれませんね



網から顔を覗かすポストです



商店街の入口には東芝電器店
ホント、あれこれよく残っててくれてます・・・



様々なのぼりがガラスを覆っていますね



店の頂きには塗装の剥げた東芝の照明



店頭には乾電池の自販機も残されていました
乾電池の自販機って意外と目にしますよね
たま~~に現役だったりします



看板にはJ-PHONEツーカーの文字が残っていました
浜崎あゆみ藤原紀香浅野忠信広末涼子・・・
あの頃は新機種が出るたびに家電量販店へ赴いてはパンフレットをもらっていました笑
平成レトロもまたいいですね・・・


五条駅へと到着してしまいました
色々と凄い街並みだったなぁ・・・時間が足りなくて全然見切れませんでしたが笑

江戸から平成まで、タイムカプセルの様に詰め込まれた街、五條
みなさんも実際に足を運んであの頃に浸ってみてはいかがでしょうか?
僕も再訪問してみたいところです!


《2019年11月探訪》


[五条駅]
〒637-0005 奈良県五條市須恵3丁目1