[前回の記事]
前回、海沿いのなぎさ街を巡りましたよね
夕暮れも近いので今回の宿へとふらふら歩いて向かいましょう
インパクトのあるアンネの看板が見られるのはなぎさ街からほど近い場所
元tスナックかな？
こちらのビルの入口、ビビビっと来ませんか？
フレームに納まる階段の横顔
素敵なデザイン･･･ビビビでしょう！
本日のお宿、“熱海金城館”に到着です！
入口の写真を一枚も撮っていなかったのでストリートビューから、かなり立派な旅館です
開業はナント1933年！今年で90周年ですね
金城館は本館・南館・東館・五葉館の４つの建物で出来ています
今回は南館へ宿泊
老舗旅館らしく造りが複雑です
渡り廊下から見える南館のカーブした外壁
窓がいっぱいあるけど何の壁なんだろ？多目的ホールかな？
それにしてもステキ
エレベーターもふる～いタイプ
“閉”が消えかかって読めませんね
まずはお部屋紹介です！広いゾ！！
畳も新しいものに替えられていて気持ちがいい
内線はダイヤル式でした
伊東園だなぁ～！
ライトのスイッチもおばあちゃん家にあるやつ
建物は古いけどウォシュレット付きトイレになってるのが伊東園ホテル！これは嬉しいですね
写りは悪いですが、石のタイルのようなものが敷き詰められた懐かしいタイプの床
しかも玄関のにあるのでいったん外履きスリッパを履いて、トイレで履き替えるこれまた昭和の間取り
扉もビッッッッッックリするくらい軽いです笑
そこは交換しないでいてくれてありがとう
トイレ内の手洗い場もこれまた古い･･･
水を流すとき蛇口が自動的に洗われるので衛生水栓と言います
受けを覗いてみると見たことのない立派なロゴが･･･
TOYO TOKI(東洋陶器)とあります
トイレでお馴染みのTOTOの前身、東洋陶器、略してTOTO
調べてみた所このロゴが使われていたのは1928-1961年の間で、
金城館がオープンしたのが1933年、年代が合致しますね
お風呂と水回りは部屋の一番奥にあります
トイレに引き続き昭和を感じる間取り
見てくださいよ！こんな扉開け閉めしちゃってイイの！？イイんです！！
必要なトコロだけは替えて、残すところは残す、すばらしい！
更にさらに！南館はリニューアルされて壺風呂がついています、これが楽しみだった！
しかも温泉！！こりゃ風呂から出られんなぁ･･･
さて、夕食の時間なので会場へと向かいましょう！
ひろ～～～～～い！
だだっ広い空間、照明のデザイン、壁画、どこを見ても昭和です
昭和昭和うるさくてすいません
伊東園のご飯はバイキング形式
しかもこの系列、アルコール飲み放題なんです！
ビールはスーパードライ、ワインや地酒、日本酒からハイボールと種類も様々
顔の真っ赤なおっちゃんたちが楽しそうに仲間と杯を交わしていました
2018年頃は頻繁にカニの食べ放題をやっていたのですが、最近は別料金(3000-4000円くらい)になっているのが残念ね･･･
夕食も食べ終わったので館内を少しぶらついてみましょう
南館にある全面窓ガラスのこの階段は独特な光景でシンボリック
こちらは建物反対側の階段
ちょっと小さいですが同じくガラス張り
前に建物が建っちゃってちょっと暗めです
あまり使われてないであろう階段はシミだらけ
これも伊藤園でよく見かける光景です笑
おお･･･連絡通路で繋がれた複雑な地形、好き好き大好き
バリアフリーにした代償で高さ制限165cmになってしまった坂
これは気を抜いていると迷子になっちゃいますね
実際におばちゃんが迷子になっていて道を聞かれました
こちらはゲームコーナー
おじいさんがひとりパチンコを打ってました
伊藤園系列はレトロゲーを意識して置いているのか懐かしいゲームが多いです
左から「スペースインベーダー風ゲーム、ドンキーコング、スーパーマリオ」
変わった形の筐体ですね
100円で10分遊べます
マリオをやったのですが、ゲーセンでファミコンのマリオを10分やるのは長く感じました
スティックタイプの操作って慣れてないとちょっと難しいですよね
子供用のメダルコーナーもあります
マリオワールド、野球ゲーム、お馴染みのジャンケンフィーバーもありました
よく見ると「レトロゲームコーナー」と張り紙がありますね
あれ、裏側にもジャンケンフィーバーがありました
にんじゃくんはジャレコから発売されたファミコンゲーム
コインゲームはルーレット式のゲームが多いですね
「ロックンスリー」全然知らない音ゲーです
ジャレコも音ゲー出してたのか･･･
版権曲がたくさん入っていたようですよ
あらあら･･･
バンプレストのスーパーリアル麻雀から、香山タマミﾁｬﾝ！
元気イッパイだﾈ！
覗いた共用トイレもバッチリ懐かしの青陶器でした
もちろんカラオケは無料！何十畳とある和室にひとりポツンです
伊東園はカラオケが無料で出来て凄いな～と思っていたら、親会社が歌広場と同じだったんですね
履歴はこの通り
おじいちゃんおばあちゃんが楽しんでいたのでしょう
公衆電話もありました、この肌色のものも懐かしい
このタイプって施設に置いてあるイメージです
種類があるのは何なんだろう？
平成３年
ツカサのウィークリーマンションのCMでも「３の～！」と付いたのもこの辺りの時代でしょう
【ツカサのウィークリーマンション】ツカサ都心開発 cm(1983〜2009)
迷い込んだ階段
真っ赤なカーペットが目に染みる･･･
館内のどこかの照明ですが、いいですね
大浴場の前にあった水素水
周りで話に上がっていたので一杯試してみることにしました
飲んだ感じは普通のお水です
もちろん、大浴場にも浸かってきました
部屋からは中庭ビュー
おはようございます、レースガイドです
朝ごはんです
同じとこ座っちゃうのあるあるですね
この独特なビューで食べる朝食、２割増しで美味しくなる
中庭から南館と本館を眺めて
更に左の五葉館からは滝が出てるのですが、今はどうなんだろ？
ひとりだと宿泊できない所ってあるのでお安く温泉旅館に泊まれるのは本当にありがたいですね･･･
一人旅がお好きな方、伊東園ホテルズも次の旅行の候補に入れてみてはどうでしょうか？
～オマケ～
押入れを開けたら、
天井裏の入口が開いていました
夜はやることもないので勇気を振り絞って覗いてみると、
埃の積もった天井裏に何やらありました
手繰り寄せると、
それはサッポロビールの空き瓶でした
調べてみたところ、1967年(昭和42年)-1968年(昭和43年)に発売されていたラベルの様です･･･
恐るべし金城館
天井裏で５０年以上転がってたと思うとロマンを感じますねぇ
《2018年10月探訪》
[熱海金城館]
〒413-0022 静岡県熱海市昭和町１０−３３
