[レトロウォーキング|あなたの街の昭和レトロ]

世のちり洗う1200年の歴史「四万温泉」~積善館・屋内編~

[前回の記事]

今回は積善館の見学できる個所を散策します😉




フロント脇のこちらの階段からスタート
本館には客室もありますが見学は下の階のみ可能



吉永小百合主演映画「天国の駅」と言う映画で積善館が利用されました
写真の日付は1984年、今から40年前の写真ですが敷地内の景色はあまり変わっていませんね



館内は木造の廊下に赤い絨毯が敷かれています



さて、こちらが見所のひとつでもある“浪漫のトンネル”
宿泊棟である山荘と佳松亭へと繋がる連絡通路です
少し薄暗い細い廊下にぽつりぽつりと電灯が下がっていました



一番奥にはエレベータがあります
ここより先は宿泊者のみ立ち入ることが出来るエリア



カーブを描く天井には小窓があり、窓越しに堆積した落ち葉のシルエットが映っていました



写真を撮っていると宿泊客が係の人に案内され奥へ・・・
羨ましい!!



赤い絨毯を辿って他の場所も見学しましょう



どうやら3階には山荘と繋がる渡り廊下があるようですね
渡ってみたいなぁ・・・



こちらはその3階へと繋がる階段



ガタガタと曲がりくねり昔ながらの造りです
絵になるなぁ



歩き回っていると引き戸の跡が遺る和室が並ぶゾーンがありました
かつてはふすまを締め、客室として使用してたのかな?
壁や畳に時間の流れを感じます



客室がありました
“イ_”からはじまる独特なナンバリング



扉のダイヤ型のガラスがレトロ感を演出します



見学もできるエリアにあるけど客室として使われてるのかな?



贈られた鏡には連名で名前が入っていました



奥へ行くと石が床に埋め込まれた通路へと出ました
同じ本館なのに雰囲気がコロコロ変わりますね



石の間を浮橋の様に延びる板の間



振り返るとくっきりはっきりとエリアが変わっています
増築したのかな?



経年劣化で剥がれてしまっているところもありました
改めてみるとゾワゾワする床だなぁ、チアシードみたい



壁には謎のプレート、“水屋”がありました
よ~くみると(電話)と書いてありますね
昔は台の上に電話が載っていたのかもしれません



古めかしい扉にはホーロー製の注意書き


奥には怖い雰囲気の階段が・・・
苔のようなものが付いていますね



階段の下は大広間へと繋がっていました
前回外からご紹介した建物ですね
見た感じ、やはり内部も傷みがありそうです



岩風呂もあります
山荘や佳松亭内にも温泉があるので、敷地内には大浴場が点在している事になります


岩風呂からの階段は豆タイルでいかにも浴場と言った感じ
作られて60年ほど経っているみたいです

 


外も中も資料館も温泉も楽しめる積善館
一人用のプランもあるみたいなので次はぜひ宿泊で利用したいところですね!


《2019年9月探訪》


[積善館]
〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉 4236