[レトロウォーキング|あなたの街の昭和レトロ]

世のちり洗う1200年の歴史「四万温泉」~旧第三小学校・新校舎編~

[前回の記事]
前回までに四万温泉を練り歩きましたが、今回はビエンナーレの会場でもある廃校へと足を踏み入れます・・・!



前々回の四万温泉紹介の最後に訪れた味のあるバス停
この辺りから坂道を脇に逸れた場所に廃校はあります



ビエンナーレビビットなのぼりに誘われます
それにしてもいい雰囲気の坂道



このブログを見に来てくれてる人たちは好きであろうこの小道
あそこくぐりたいですね



そしてこちらが廃校兼、ビエンナーレの会場である“第三小学校”
車も停まるほど人気のイベントなんですね



校門脇には石造りの馬たちが並んでいました
まさに昭和の学校のオブジェです



「お母さんたちがたてたのです 昭和40年9月26日」
言い回しが好きなのです



立派な門柱だな~と調べた所、
校門が無かった当時、渋川市の金井と言う所にあった橋から譲り受け設置したものとの事
確かに橋だ・・・!



クリスマスツリーが描かれていますね
春夏秋冬の行事が描かれていたのかな?



かつてはサッカーやドッジボール、体育の授業では50m走なんかもしていたのでしょうね



遊具も見ていきましょう!
真ん中が一番高いちょっと珍しいタイプの鉄棒です



おお、高さを調整できるのか



たちばなさん傘忘れてますよ!!



自立できなくなったオブジェが校庭の隅に立てかけられていました



雲梯もなつかしいですね・・・これを好きな子供は聞いたことがありません



今やっても足が地面に着く着く



僕の通っていた小学校にはシーソーはありませんでした、ブランコもありませんでした
無かった理由は運動量が少ないから、と勝手に思っています



のぼりぼうはありましたね
ドロケイ(ケイドロ)の牢屋としてよく使われていました



こちらには低めの鉄棒
先生のアシスト付きの逆上がりで股間を思いっきり打ってしばらく動けなくなった思い出があります、忘れもしない。



こちらは蔦の絡まるジャングルジム
人の手が入らなくなると自然もやりたい放題ですね



子供が遊ぶには難易度が高すぎます



さて、校内へと向かいましょう



右が新館、左が休館
渡り廊下を渡るのも学校感があっていいですね



様々なアーティストの作品が至る所に展示されている“旧第三小学校”
廃校には似合わないショッキングピンクの看板がどっしりと立っています



放射状に広がる階段もあり、入場前から楽しませてくれます


入口に立てばまるで映画のような光景
手の込んだ造りになっているのでこちらは先生や来賓の方の入口っぽいですね



脇には丸い窓、いいなぁ~
学校って丸い窓ありがちですよね



扉もご覧の通り木製です

ここで知った事実なのですが、ビエンナーレの作品を見るにはパスポートが必要だったようです、温泉街で色々見ちゃったけど知らなかった・・・
いざパスポートを購入して入場!



生徒たちの賞状や卒業作品、大きい鏡まで、まさに学校の1階



木造の校舎っていいですよね・・・
奥は旧校舎へと繋がっています



振り返ると点線が奥へと続いています
2年に一度だけ入ることの出来る廃校
平成17年に閉校したとのことなので、最後の生徒を送り出して20年近く経っていますね



校長室のプレートも生徒が作ったものなのでしょう



脇には土偶がコロリ
この辺りから出土したものなのかな?



この学校では縄跳びが日課になっていたようですね
貰える丸いシールが懐かしいです



「しまつこ」は「四万っ子」の事



茅葺屋根と言うのを見ると日向見温泉の薬師堂でしょうね
浴衣を着てる人がいるのも温泉街ならでは



コンセントがある2WAYの水道
お湯が出たのかな・・・?まさかね



クマがウサギを抱っこしててカワイイ



改めて考えてみると液体なのに石けんって変ですよね
昭和デザインのお花です



至る所に思い出が残されていました



チョーク入れも木と釘の簡素な造り



木造校舎の階段って魅力的ですよね



踊り場から二手に分かれています
素敵なデザイン



手すりもなかなか手が凝っていますね・・・



所どころに虫食いの後がポツリポツリと残ります
のぼるとミシミシと音を立てる木造の階段



駆け上がったり、数段飛ばして飛び降りたりしてたんだろうな~
自分のあの頃を思い出しますね



階段下は昇降口になっていました



ともくんかな?



そう言えば月ごとに目標とか決めていましたね・・・!
しかし内容を見てみると廃校間際の特殊な目標、どう言った想いで生徒たちは最後の一か月を過ごしたのでしょう



黒板on黒板の教室



ひらがなやカタカナの一覧が貼られています
低学年の教室だったのかもしれません



ランチルームもありました
不定期に回ってくるランチルームでの給食、出るメニューも特別で嬉しかった思い出があります



子供達には少々重く開けるのが大変な木の窓



「四万っ子」標語を頑張って実行していたようですね



ちょっと斜めなのが気になるなぁ!!



学校オリジナルの四万地区のかるたが貼られていました
ひとつひとつ見ると結構興味深かったです



な~んにもない教室と思いきや・・・



小さな校庭の遊具が針金で展示されていました



どデカ分度器も懐かしいですね
三角定規とコンパスも見たかった!



教室の後ろには予定を書き込む小さめの黒板もありましたね
よく落書きをしていたものです



上着とかランドセル、体操着などを掛けていたであろうフック
昨今のランドセルのレパートリー数には驚かされます



開放感があって気持ちがいい・・・



ベルマークが大好きでした
厚紙のパッケージに印刷されたもの、ビニール包装に印字されたもの、
大きいサイズから、箱の耳に印刷されたとても小さなもの、
レパートリーの数に魅了されていました

幼稚園の頃から大量に集め始めていたのですが、小学校に入り提出して全回収されてから集めるのをやめました



最上階には謎のスペース
物置として使ってたのかな?



子供がいるところに落書きはマストですね
顔なのか何なのかは分かりませんが・・・それが落書きか



納豆を調査したものが模造紙に書かれ廊下に貼られていました


豆残ってる!!



二学年まとめて授業をやっていたようですね
いつも思うのですが、学ぶことが違う学年ふたつをどうやって教えているのでしょう?



たたまれた洗濯物たちの展示品



このタイプの画鋲って刺すことに特化しすぎですよね
抜きづらい上に、落ちた時にほぼ針が上を向いて危ない、まさに昭和からのデザイン

忘れもしない2年生の時、上履き持って来るのを忘れた月曜日に配膳台を片付けている際に踏んで痛かったのをよく覚えています
今思うと校内をよく靴下で歩き回ってたなと言うのと、上履き借りればよかったなと言う思い出でいっぱい

思い出話失礼しました



こういう所に落書きするんですよね~分かる!
手すりにもたれて書いたのでしょう


さて、入口へと戻って来ました
歴史も長いので賞状やトロフィーの数も凄いです



立派なクマのはく製がありました
この辺りで捕獲されたのでしょうか・・・デカイコワイ



今の時代は地球儀ではなくGoogle mapで見たりするのかしら



学校お決まりの航空写真です
こう見るとなかなか大きいですね~



かつての第三小学校
平成17年閉校なので恐らく最後の生徒と先生たちでしょうね


長くなりましたので旧校舎はまた次回にご紹介します!


《2019年9月探訪》


[旧 中之条町立第三小学校]
〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万3939−2