[レトロウォーキング|あなたの街の昭和レトロ]

50年の歴史に幕を下ろした「諫早バスターミナル」

[前回の記事]
大村駅周辺を探索した前回まで
今回は電車に乗り諫早駅へと向かいます

 

あちらのホームへGO!


ちょっぴりゴツめの青い電車が来ました
どうやらワンマン電車の様子


乗るときは車内で一段あがるだなんて、初めてのタイケン


諫早駅へ到着しました
佐世保行きは電飾も付いてゴージャスですね



綺麗で大きいなぁ~
西九州新幹線の開業に先立ち2018年にリニューアルしたようですよ



再開発の煽りを受け駅前もごっそりと新しくされていました



しかしロータリーを出ればまだ一昔前の建物が残っていました
今回の目的地は交差点右側の建物・・・


諫早バスターミナルです
早速近寄ってみましょう




歩道橋が大胆にぶった切られてるなぁ!大きいハサミで無理やり切ったみたい
かつては西友の2階へと繋がっていました



ANAの旧ロゴと渋いフォントの長崎県交通局



ナンジャコリャ?なデザインですが、レオナルドダヴィンチが構想したヘリコプターなんですって



理屈は分かった!


完全閉店SALE!!
諫早バスターミナルは2022年5月に役割を終え、現在は移転し駅直結の新バスターミナルとなっています


閉閉閉閉閉閉
店店店店店店

半世紀の歴史に幕を下ろす旧諫早バスターミナル
中を覗いてみましょう


2階はショッピングセンター、
1階はバスターミナルとなっています
案内板に誘われ階段を下りていきます



扉も貫禄あるなぁ!


1階と2階の踊り場へと出ました
ドゥドゥドゥドゥドゥ、キャンドゥ♪


おいおい、最初の案内板がコレって・・・
良すぎるだろ!!!!


2階の平面図には細か~~く各店舗の特徴が
黒地に黄色ってのも古くて新しいですね!
ちゃんとそれぞれのお店のフォントに則って書かれているのも好印象
1~5とA~Iに分かれてるのは謎です


取扱商品のイラストが描いてあるのステキ、ステキ、ステキ!!!
分かりそうで分からないものもあるゾ
かき氷の淡~~い感じとかニコニコしちゃう、かき氷だよね?
キャンドゥはオールマイティに扱っているのでさすがに「All 100円」の文字


切り抜きの様なお手製感、いいなぁ・・・


仮に店を開くとき、“せっせっせ”なんて店名あなたは思いつきますか?
ホント、オーナーのセンスが光って素晴らしいッス!



大村バスターミナルでも見かけましたが、長崎には白ポストが残っていますね
昔はどの駅前にも当たり前のようにあった白ポストですがデジタルが進む現代ではすっかり見かけなくなりましたね


2階のショッピング階はサンコーと言うみたい
ご近所の病院も裏返しにされて閉院された様子



少しだけ2階をまわってみましょう!



空きスペースに謎の鳥居とまねきねこ・・・?



洋傘と帽子のひらのさん
パックマンの敵キャラみたいで可愛いですね


トイレの足ふきに、ニューバランス



飲まない!飲まない!!


エスカレーターも「ガコンガコン」と言う音にあの頃の記憶が蘇ります
側面に蛍光灯が仕込まれてると言うのも懐かしい
吊り下げられている球体はなんだろう?


50年の歴史に対する想いがつづられていますね
50年か~長い間お疲れ様でした。。。



1階へと降りてみましょ


細いエスカレーターの下にて
公衆電話があったり、そこまで高くない天井だったり、まさに昭和と言った感じ


バス待ちのお客さんも結構いました


ふと側面が湾曲しているこのタイプのエスカレーターに遭遇すると、オッ!と思ってしまいますね


「楽しいお買物はサンコーで」
バス待ちついでに買い物したのでしょう、で乗り遅れたのでしょう
1階には喫茶店もありました



券売所もすっかり自動化
大村バスターミナルの様にだだっ広い感じではなくギュッとした印象


サンコーにある店舗の看板
お手製っぽいのとしっかりしてるタイプがあるようですね・・・


洗面所の案内も免許更新をしに来た気分になるくらい昭和


ダイヤが改変されるたびに書き換えるのって大変そうだな・・・


ベンチは肘置きが付いて右腕にやさしいタイプ


座ってバスを待つ人たち
今まで何人の尻を載せて来たのだろう


なるほど、お土産屋さんもあったようですね!
長崎らしくカステラの文字や、昔ながらのおこしもあるみたい


このの表記好きなんですよね~!
対して「うに豆」の渋さ


屋内でたばこのホーロー看板見られるのはレアかも


オール・ニッポン・エアウェイズ
バスターミナルで飛行機のチケットが取れたのかな?


まさに一昔前って感じがしますが、色使いとかフォントでそう見えるのかな?
郵便番号もしっかり5桁の時代、1998年以前のものです


新調せずに使い続けるのは素晴らしい事ですね



経年劣化した箇所は油性マジックで補います


諫早から世界へ・・・
とまでは行きませんが、僕は長崎へと向かいます



英語でマキシマムスピードって書いてありますが、英語しかできない運転手もいるのかな?いやいないよね


諫早バスターミナル、長い間お疲れ様でした!


《2020年12月探訪》


[旧諫早バスターミナル]
〒854-0071 長崎県諫早市永昌東町10−1