[レトロウォーキング|あなたの街の昭和レトロ]

ステキなロジ・ROJI・路地「五條の街並み」~新町通り編②~

[前回の記事]
前回に引き続き、五條市の保存地区をモリモリ散策して行きます


前回の路地から新町通りへと戻って来ました
その交差点に立っているこちらのお宅



画像が悪くて見づらいですが「映画は五條東映と書かれたベニヤ板が残されています
五條東映は1959年に開館し、1989年閉館。五條市最後の映画館だった様です
かつてはポスターも貼られていたんだろうな~なんて当時に思いを馳せるロマンを楽しんだり
しかし、こちらのお宅も解体され空き地になってしまいました



すぐ近くには昔ながらの眼科が



右書きですね・・・看板ではなく建物に刻まれています



こちらは2013年のストリートビュー
“澤井眼科醫院”の文字は隠されています引き戸には「検眼 眼科」の文字が書かれています
現在は雑貨屋さんになっているようですよ



その向かいにはこちらも戦前からの歯科醫院がありました
しかもその隣は現役の歯科医院・・・
病院がぎゅっと集まっているエリアですね



無料施設も所々にあり駐車場もありますが、一方通行と言う事もあり観光客が車で入って来るのには少しハードルが高そうです



真っすぐ続いていた道も緩やかですがにカーブが現れました
曲がりくねる川と道が複雑に交じり合います



路地の路地



グロンサンと言えば高田純次ですね
若いな~、でも全然変わってない不思議な男



高田純次が残るこちらは“薬肆 市口堂”、つまり薬局ですね
現在も市口薬局として営業されています



うねる西川沿いには複数本の木の棒で支えられたお宅がありました



すごい量ですね、ナウシカ王蟲の様に歩き出しそう



一番端だけ赤いのは何かの目印かな?



その上で支えられていたのは和菓子屋さん“餅商一ツ橋”でした
2018年に閉店してしまった様ですが、2019年の11月に行った際は暖簾も出ていて
店頭に和菓子も並んでいました
もしかして街並み保存の関係でお店の雰囲気だけ残しているのかも
現在はチョコレートを楽しめるお店になっています

雑貨屋やチョコレートスタンド、昔のお店が様々な形で再利用されていますね



前回も載せた尾野真千子のポスターはこちらで撮られたものですね



和菓子屋さんの脇の道に入ってみました



サビたカエルの看板が壁に立てかけられていました



すぐ近くには通りには大きな日本酒醸造
口に出して「日本酒醸造所」と3回唱えてみてください・・・


噛みましたね?



ここでは“松の友”と言う日本酒と、名物の柿を使ったワインが作られています
全国旅行支援のクーポンで各地の日本酒を買っていたら、我が家の台所が日本酒だらけになりました
余談失礼いたしました



のんびりした街並みが続いています。。。



森永牛乳の牛乳箱を発見!
・・・ありゃ?五条市となっていますね

調べたところ、どうやら昔は「五条」も「五條」も混在して使用されていたようです
しかしながら1997年に市民から混在を減らそうという運動が起こり、
市は公共機関に「五条」から「五條」へと表記を変更するよう要望、
現在では殆どが「五條」表記へと変わっていったようです

地元の人も気になってたんですね、面白い歴史があるんだなぁ



洋風の建築物もありました、写真館です
そう言えば新町通りに洋風の建築物ってあまりありませんでしたね
この通りでは比較的新しいのかもしれません



大和二見駅側から入って来たので、順路を遡った感じになってしまいましたが新町通りはここで終了!
今見返すともっとじっくり歩きまわればよかったなぁと思う所存でございます


次回からは五條の商店街を歩いてきます
是非ともお付き合いよろしくお願いいたします



吉野川(紀の川)の柿を添えて。


《2019年11月探訪》


[新町通り]
奈良県五條市